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2013年9月12日 (木)

「3.11を心に刻んで」

3.11から2年半で、まさか、「おもてなし」の国として
世界の国に認められてオリンピック開催地に
えらばれるなんて思わなかった。
原子炉が溶解して爆発している煙をユーストリームで
お米を買うのに外で並びながら娘と観ていたあの日は、
そんなに遠くない過去です。
話しを蒸し返すのではなくて
忘れないようにとおもって残しておきます。
岩波書店で毎月11日にこのような
試みをされていることを
昨日知りました。
編集部から
どんな状況下でも言葉を恃むことを
大切にして…という言葉にはっとしました。
ミュージシャンの高野さんの言葉が
とても共感覚えたので掲載させていただきます。

高野寛
これまでもいまも、人類はまだ野蛮時代なのかもしれないと思うことがあります。……むしろこれからが、人類のほんとうの“あけぼの”なのかもしれないとも思うのです。
(手塚治虫『ガラスの地球を救え』光文社)

*  *

 2013年8月8日、久しぶりに緊急地震速報が日本中に鳴り響いた。「奈良県に震度7の地震」……誤報だった。誤報でよかった。震度7の地震。それは遠くない将来に高い確率で起こりうるとされる、想定内の出来事。

 2011年3月11日、僕は都内のビルの14階にあるハリ治療院にいた。経験したことのない長い揺れ。本棚は倒れ便器の水がこぼれた。震える膝で非常階段を降り帰宅した。惨状を知り打ちのめされた。パニックだった。テレビは見なかった。音楽も聴けなくなった。原発のことが気が気でなかった。4月になって一カ月ぶりに聴いた音楽は、それ以前とはまったく違って聞こえた。意識の底の「非常事態」のアラートは、あの日から今まで、消えたことがない。

 震災以降、脱原発について書籍やネットでずっと発言し続けている友人が、こんなことを言っていた。
 「人種差別はいまでも完全にはなくならないけど、公民権運動によって『奴隷は非人道的だ』という認識が定着した。同じように(すべての原発をなくせないとしても)『原発は非人道的だ』という認識が主流になるまではこの活動を続けたい」と。
 その日は、いつ来るのだろうか。

 手塚治虫さんの『火の鳥』に強く影響された僕はいつも「未来から見た今」を想像する。「 2013年:収束のめども廃炉の方法も廃棄物の処理法も定まっていない原発を持て余す日本」……未来の歴史書を読んだ人々は、それをどう感じるだろう?

 今までは「必要悪」だったのかもしれない。でも3.11以降、これだけの犠牲を払ってなお、遠い将来まで大きな負の遺産を残す存在を「必要」と考えることは、僕にはどうしてもできない。

 近い将来に大きな地震がこの日本を揺らす前に。文明の奴隷となった我々を縛りつける、見えない鎖を断ち切るために。 この世界を未来に繋ぐために。あの日からずっと調べ、考え続けている。一人ひとりが賢くなるしかないのだ。「あけぼの」はこれからやってくると信じて。

(たかの ひろし・ミュージシャン)

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