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2014年8月 1日 (金)

海街Diary1巻 蝉時雨のやむ頃 の感想(ネタバレ)と最近おもうこと。

ひとさまに、お薦めしたこともあって
海街Diaryの感想を書いておこうかなと
書き始めていたのですが、
あっと言う間に7月が終わり
随分経ってしまいました。
 その間に、これもずっと心に残る事件が起こってしまいました。
感想を書くにあたって一巻から読み返していたこともあって
この事件の背景を知った時
主人公の”すず”の境遇を思い浮かべないではいられなかった。
 
実際の起こった事件は、あまりにも凄惨で、言葉にできない。
亡くなった女の子、ご家族の悲しみはいかばかりか。。
なにか、手だてがなかったのか。
医者が、、警鐘を鳴らしていた。
でも、親がいたがために、対策がとられなかった。。
児童相談所とか、こういう場合の医者が警鐘を鳴らす時とか、
親がその責任能力を果たせるかどうかを
専門的に判断して事件になることを防ぐような権限のある機関が
やっぱり日本にも必要な時がきたのかなっと思った。
 
 
海街Diaryをこれから
お読みになる方は、
変な先入観は、お持ちにならないでくださいね。
この物語は、ゆるやかに、
海の近い鎌倉で、4人の姉妹の周りにおこる日常のできごとを
ひとつ、ひとつ、丁寧に描いて、
人のこころの動きを鮮やかにとらえて表現されている群像劇。 
書かれているのは、人の感情なんです。 描かれているシチュエーションが重要なのではなくて。 そこに、琴線がふれたとき、号泣してしまったり、鳥肌が全身たったりします。
スガシカオさんの歌詞の表現をお借りすれば、
夜空ノムコウの ”こころのやわらかい場所を 今でもしめつけ”られる思いを
毎回、させられる。
”こころのやわらかい場所を 今でもしめつけ”られる思い、
これがもしも、あの事件を起した女子生徒の周りの人にたくさんあったなら、、
もうすこし違う方向になっていたような気がするのですが、
甘いでしょうか? 
 
 ここからは、ネタバレ含みます。
海街Diary1巻の蝉時雨のやむ頃
 
海街Diary1巻

蝉時雨のやむ頃

 
両親が離婚し父親がかけおち。。
その2年後に、母が再婚し、家をでていった残された香田家、3姉妹は、
祖母といっしょに、鎌倉の大きな古い家で暮らしていた。
 
長女の幸は、市民病院の看護師、次女の吉乃は、鎌倉の信金務め、三女の千佳は、スポーツ用品店務めで、それぞれが社会人。
 
そこに、離婚して出て行った父親の訃報が舞い込む。
父親の再婚相手は、亡くなっており、その間に、女の子”すず”がいた。
その後、山形でまた、再婚しその奥さんの連れ子と、すずと5人でくらしていたが
末期の胃癌で亡くなり、知らせがきたのだった。
 
長女の幸以外の2人は、父親の記憶が薄く、なんの感情も湧かない。
夜勤がある幸は、家族を捨てた父を許せないのか、山形には行かないというので
次女と、三女で山形に向かう。
 
山形に向かう次女に、その彼氏が、、葬式ってさ、修羅場だから。。って助言をする。
”そいつがどう生きてきたかってことがダイレクトに出る場所だから”と。
 
案の定、、お通夜で、新しい奥さんは、泣き崩れ、親族は、相続放棄の依頼、、
いろいろ出てきてところに、夜勤で一日遅れて幸が現われる。
再々婚相手の女性は、泣いてばかりで挨拶もままならない。
代わりに中学生のすずが、無表情で挨拶をこなしていた。
喪主の挨拶のときに、みかねた周りのひとが
中学生のすずに、喪主の挨拶をすすめようとする。
そこに、長女の幸が、、
 
「それは、いけません!これは、大人の仕事です。
大人がするべき事を子供に肩代わりさせては、いけないと思います!
わたしの勤務している病院の小児病棟には
いわゆる難病といわれる子が大勢います。
そういう子は、例外なくいい子でしっかりしてます。
なぜだか、わかりますか?
厳しい状況が彼らが子供でいることを許さないからです。
子供であることを奪われた子供ほど、
哀しいものは、ありません
 
葬儀が終わり、すずが追いかけてきて
渡したのは、幼い頃の3姉妹と父親の写真。
電車の時間までに、すずの好きな場所に案内をしてもらうと、
見晴らしのいい小高い場所。
そこは、お父さんも好きな場所だったとすずが伝える。
そこは、どこか鎌倉に似ていた。
長女の幸が、、
「大変だったでしょう、あなたがお父さんのお世話をしてくれたんでしょう?
お父さん、きっと喜んでると思うわ、本当にありがとう」
言われたすずが、、泣く。
蝉時雨の降りしきる中。。
 
死に往く人と向き合うのは
とてもエネルギーのいることで
現実を受け止めることのできない弱い人は
尻込みしてしまう。
でも、この子はずっとひとりでむきあってきたんだと
3姉妹は、悟る。
渡された写真は、父親が大事にしていたもので
そこには、微かな記憶が呼び起こす4人姉妹の父親がいた。
 
電車に乗る間際、、
「すずちゃん、鎌倉であたしたちと暮らさない?」に、
すずが、「はい」と即答するのでした。 
 
 
これ、、一巻の一章目です。
ここから、物語がはじまるのですが。。 
 
作者の吉田秋生さんが、マンガ大賞を受賞されたインタビューで、
この作品の舞台、鎌倉の持ってる特別なものについて、聞かれて、
光と闇のコントラストが印象的で、
その光と闇の強い所に惹かれるっと語っている。
闇がふかければ、深い程、光が尊く、かけがえのないものになる。
現実の世界に、光が見つけにくくなっている。
 
自分も3年程前に癌で父をなくしたこともあり
5巻は、なかなか読めなかったのですが
 5巻、6巻は、、ほんとに、圧巻で。。
また、それは、いつかの機会に
スガシカオさんにこじつけて、書いてみたいなっておもいます。
 
 
 

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