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2014年12月13日 (土)

夏目漱石 「こころ」 と 姜尚中「 心」

もともと「朝まで生テレビ」という番組が

すきで、そこによく出演していらした時から
すきだった姜尚中さんの講演に、今年の秋に参加しました。
夏目漱石の「こころ」についての講義。
 
夏目漱石の「こころ」が出版されてから100年ということで
企画されたもので
ふいに参加したものだったのだけど。
2時間ほどの講義が4回。
(1)幻想と超俗…「夢十夜」「草枕」
(2)ユーモアと逸民の夢…「我が輩は猫である」
(3)末人と迷子…「三四郎」「それから」
(4)父母未生以前と魂の相続…「こころ」
 
「坊ちゃん」「三四郎」「こころ」最後までなかなか読んだこともないくらいだったので。。
ヤバいとこにきちゃった感があったのですが。。
 
姜尚中さんは、政治学者なので
マックス・ヴエーバーを引き合いにだしながら
それでも、自分の育った福岡に、漱石が住んでいたことに
親近感をお持ちになって
学生のころ、上京したことを漱石の足跡に重ねあわせて
ご自分の思いと漱石の思いの共通項を
かなり深い想像と高い見識でお話されていて、、
普通の人だったらそれを妄想というのだけど、、
やっぱり姜尚中さんだとそうは、ならないのが不思議な
感慨を覚えながら拝聴してました。
姜さんも「こころ」というタイトルの本を書かれていて
2009年に心の病を抱えていた息子さんを亡くされて姜さん自身がその現実と
向き合いながらなにかに駆り立てながら書かれたものでした。
こんなに夏目漱石がお好きとは知らずに読んでいたので
これが、夏目漱石のオマージュだとは、気がつかなかったのですが
一人の若者が親友の死や、震災を経て、かわっていく様子が描かれています。
 
 
最後の講義は、夏目漱石の「こころ」で
もっとも印象に残ったことは、
”魂の相続”ということだった。
永遠と手紙という形で展開される内容は、遺言で、、
人は誰しもその人だけのかけがえのない「物語」を持っている。
言い換えると。「経験」「歴史」という言葉に置き換えられる、、、
それは、他の誰も代替のきかない存在ですが、
主人公たちは、物語の中で死を迎えるのですが、、
このかけがえのない「物語」は、
その手紙を読んでる「私」に受け継がれ
それを読んでる読者にも受け継がれて
相続されて、永遠になる。
その最後の講義の日は、著書にサインをしてくださる日になっていて
偶然にも
わたしの誕生日だったので
図々しくもなにか一言書いて頂けないか?お願いしましたら
快諾してくださって書いてくださったのは、
「唯一無二の生。おめでとう」でした。
 
 
むりくり結びつけると。。
人はだれかの特別になりたい…
誰かにとって、唯一無二でありたいに近い。。
 
スガシカオさんの「モノラルセカイ」浮かんできましたー。。
ここまで、、お読み頂いた方、ありがとうございました。
SWITCH インタビュー 姜尚中×是枝裕和  
 
 
 

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