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2015年12月30日 (水)

「SPEED」から「THE LAST」の根底に流れるもの

SUGA SHIKAO LIVE TOUR 2015 『THE LAST』@Zepp DiverCity 
終わりました、今年もあと1日。
webでは、たくさんレポもセットリストも上がってます!
マイクスタンドのシカオさん、今回のライブの象徴的なフォト。
 
25,26日のライブの模様は、
テレビでは、めざましアクア。
今日は、TBS はやドキ!で取り上げられて、、
はやドキ!では、「真夜中の虹」も流れた。
Img_7178
やっぱり、、メジャーってすごいな。。 
Img_7175  
でも、巷でも、評判がいいのかもしれないです。今回のライブ。
 
facebookで繋がってる方々も皆さん感動されていた。。
 
感動した曲の感想に、、共通の部分を語られてる方がいて、、
残しておきたいな。。と思いました。
 
個人的な感想ですので。。ご興味ある方だけ。
それは、「THE LAST」アルバム試聴会の部分での
後半のセットリスト、、
 
「愛と幻想のレスポール」
「真夜中の虹」
「アストライド」
前半の3曲もそうだけど、、曲と曲の間の間隔をCDで聞いた時と同じにしてあるととシカオさんならではの拘りをMCでも、語っていたのですが。。 
 
この3曲の流れがグサッと心に響いて、、涙を流さずにはいられないということでした。
「愛と幻想のレスポール」では、お得意のFUNK。
ここで放送禁止用語が、、縦3メートル、横4メートル?のスクリーンに、、ちょうどキッシーの頭上に、打ち上がります。
FUNKには、性は、つきもの。
 
「真夜中の虹」は、内容は、シリアスなドキュメンタリーなのに、中盤のアップテンポになって英語の歌詞が目に飛び込んできて、、トリップしてしまう瞬間があって。。
そして、、次の「アストライド」へは、音が続いたまま入っていく。
これは、、「ふるえる手」を思い浮かべながら、、この3曲の抑揚と歌にやられてしまうのです。
 
 
歌詞に散りばめられた世界は、、
スガシカオさんの死生観そのものでした。。
ある種、、そこは、歌とかにしないだろう。。つまりエンターテイメントに向かないだろう。。そういうところを敢えて、挑戦していて。
そこには、リアルなどうしようもない現実が横たわっている。見たくない、避けたくなる。でもそういう陰の部分を描かないと、、光の尊さが伝わらない。。アルバム全体でそうとでも言ってるような気がしてきたのでした。
 
ライブから帰ってきて。。
古い雑誌の記事をコピーした紙が
シカオさんの雑誌からはみ出ていて、、何気なく手に取ると
SWITCH で連載されていたスガシカオさんの「SPEED」という短編小説をシカ友さんにコピーした余分な分でした。
 
シカオさんの原風景にあるこのことが、時を経て文章になったり、音楽になったりして、スガシカオ音楽を聴く人の心を揺さぶり続けるんだろうな。。そう、、実感したのでした。。
 それを少しだけ、抜粋したいと思います。アルバムを手にするときに、、思い浮かべていただけたら幸いです。
今年も、勝手な思い込み妄想だらけのブログにお越しいただき、お読みいただいてありがとうございました。  
   
 
 
あちらこちらに散乱していた父の日用品を母と二人でダンボールに詰め込んだ。歯ブラシやタオル、携帯ラジオ、果物ナイフ、まだそこには父の気配を温度が少しだけ、しかし確実に残っていた。荷物は大した量もなく、しばらくしてすぐに片付いてしまた。普段は、薬やカルテなどが置かれていた枕元の茶色のテーブルの上に、走り書きのようなメモが無造作に残っていた。そのカ弱い文字は、父が愛用していた黒い万年筆で書かれたようだった。母と僕の名前、そして何かを書いて何度か塗りつぶした筆跡が残っていた。僕は、メモの存在に気づいていたけれど、どうにも片付けられずにいた。だがしばらくして母がそのメモに気づいてしまい後ろを向いて握りしめたまま、声を押し殺して泣いていた。僕は病院でいつもするように、そっと部屋を出て、父と母がかろうじて見える範囲で、できるだけ遠くに離れた。
 窓の外を見ると、さっきまでまるで船の帆のように波打っていた向かいのビルのネズミ色のシートは、暗闇の中で、濡れたままぐったりと肩を落とし、動物園の疲れた象のように眠っているのが見えた。
 僕には、人が生きるとか、死ぬとかいう実感がまるでわからなかった。人が死ぬと、どこへ行くのだろう、何になるのだろう…。父さんは、父さんでなくってしまうのだろうか。。生きている僕と、死んでしまった父さんと何が違うのだろう。そして明日から、一体何が変わってしまうのだろう?明日から先の事は何も、本当にわからなかった。
 それは、僕なんかに想像し切れる大きさの未来ではなく、ただ漠然と無限にひろがっている灰色のぐったりした明日だった。そこには、希望の光もなく、一本の道も草木もなく、それでもひたすらに終わりの見えない灰色の空と、ずっしりと重い粘土のような大地が、どこまでもどこまで広がっているだけの”未来”だった。大声を出しても誰にも届かない、でも立ち止まる事も許されない。おそらく母も同じような未来を背負っていたに違いない。その頃、僕には天国や地獄の絵は、たとえ宿題で出されても書きようがなかった、でも、未来という絵ならたぶん、同級生の誰よりもそれらしく書けたに違いない。
 
 連載小説「SPEED」第4回 11才と万年筆 より

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